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2013年12月03日

「公開講座」古酒づくり

てだこ市民大学「公開講座」に参加した。
世界で1本だけの古酒づくり

001世界に誇れる文化
「公開講座」古酒づくり
最西端の島与那国から沖縄本島、北端の島伊平屋まで名立たる泡盛酒造所を次々に上げていき特徴や古酒づくりに適しているかの助言をもらった。講師の与座義成先生は古酒づくりブレンダーである。「ブレンドは足し算である。甘みの無いものに甘みを足す」「上等の古酒に悪い古酒を足すと悪いほうに引きずられてしまう」発言の端々にクース愛の思いが伝わってくる。古酒の文化は“世界遺産”に匹敵する。

002個人の酒蔵を訪ねて
「公開講座」古酒づくり「公開講座」古酒づくり
浦添市城間の個人宅4階に酒蔵はある。一歩踏み入れると誰もが驚く、並みの収集家ではない。約1000本の瓶保存古酒と50個の甕保存古酒が所狭しと並び、甕には古酒のブレンドしたデータの荷札が掛けられている。屋上直下の蔵の室温は暑い、湿気は感じられない。瓶も甕も回転盤の上に置かれている。

003ふるまい酒
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シマー好きな見学者の生ツバを飲み込む音で察したのか、三段に詰まれた最下段の甕の蓋を開けた。コルクやデイゴの蓋ではない、陶器の蓋をサランラップで包み、仕次など手入れがし易いようにゴムで閉じている。甕保存古酒づくりの蓋が重要なポイントのようだ。古酒は13年ほど保存したら旨くなってくるらしい。ブレンドした甕保存の古酒を2種類と瓶保存の古酒(まるた30度)を飲ませてもらった。(甕は厚く硬く焼き締められたものや磁器製の壺がよい)


004古酒づくり
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与座先生から伝授された秘伝の古酒づくりをまとめてみよう。
1.度数が高いものを使う(40度、43度、44度)
2.売れ筋以外の泡盛(小さな酒造会社)を使う。
3.直射日光に当たらない場所に保存する。
4.温度変化のある場所がよい。
5.振動と撹拌は必要な手入れ法。
6.甕保存は難しい、瓶保存の方が安全。

古酒づくり実験
温度変化があって振動のある身近な保存場所として車のトランクがある。泡盛の一升瓶を2本買ってきて1本を自宅に置いて、もう1本を車のトランクに入れ、半年後に飲んでみる。早速試してみようと思うが、まだ酒屋に向かう時間が無い。

関連リンク
泡盛百科(甕えらび)
古酒屋(テイスティング一覧)


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Posted by ヒラミン at 15:31│Comments(0)ミーグルグル
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