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2010年10月10日

中部歌碑(史跡)めぐり(1)

中部琉歌の碑(史跡)を巡る10箇所

昨年秋の歌碑めぐりはヤンバルの歌碑10箇所を巡った。今年は三線仲間(琉湛会)と中部(浦添市、宜野湾市、うるま市、中城村)の歌碑(史跡)巡ってきた。

10-1. 浦添ようどれ
中部歌碑(史跡)めぐり(1)暗しん御門(くらしんうじょう)
ここは極楽へ通じる道であろうか。暗しん御門を通り抜けると古琉球を語る重要な墓室を見ることができる。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)ようどれ碑文
墓室前面に尚寧王代の万暦四年(1620)碑文があり、そのころに修復したと書かれる。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)英祖王陵(えいそおうりょう)
浦添ようどれは、浦添グスクの北側崖下にある琉球王国初期の王陵で、咸淳年間(1265-1274年)に英祖王が築いたといわれている。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)尚寧王陵(しょうねいおうりょう)
その後、1620年に、浦添出身の尚寧(しょうねい)王が改修し、王自身もここに葬られた。岸壁に横穴を掘り墓室とし、中には中国産の石で作られた石厨子がある。向かって右側が英祖王、左側が尚寧王の墓といわれている。(浦添市教育委員会テキストより)

中部歌碑(史跡)めぐり(1)
古琉球(12世紀~1609年)に思い感じることができる場所だ。
舜天(12世紀、浦添按司、伝説から歴史上に現れた最初の王)
英祖(13世紀、伊祖城に住む伊祖按司、太陽の子と云われた)
察度(14世紀、琉球國中山王として初めて明に進貢)
尚寧(薩摩の島津氏に征服された、1609年までが古琉球)

中部歌碑(史跡)めぐり(1)整備された王陵
所在地:浦添市仲間2丁目

10-2. 森川公園
中部歌碑(史跡)めぐり(1)
真志喜区の東の小高い丘に位置し、羽衣伝説の舞台でもある森の川、奥間大親(おくまうふや)の末裔である伊江家の西森拝所がある。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)
湧き水が石造りの樋に伝って流れ出ている。緑に囲まれた静かな泉は羽衣伝説に相応しい場所だ。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)
西森碑記(にしもりひき)平成3年8月1日指定
この石碑は、高さ120cm、幅30~60cm、厚さ10~22cmのニービヌフニ(微粒砂岩)でできている。

尚清王の第七子を初代とする向氏伊江家の人々が、この石碑の前にある石門と森の川の石積み工事を行い、その完成を記念して雍正三年(中国年号・1725年)に建立したものである。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)
碑文には「森の川で沐浴していた天女と奥間大親とが出会い、一女一男が生まれた。男の子は察度と名付けられ、後に中山王に就いた・・・」

「私達の元祖尚宗賢伊江王子朝義の母は宜野湾間切謝名村の野国掟の娘で、名を城の大按司志良礼といい、尚清王夫人である。私達子孫は毎年五月、西森および森の川の泉を拝んでいるが、野国掟は奥間大親の末裔であるという伝説があるからであろう・・・」(宜野湾市教育委員会テキストより)

所在地:宜野湾市真志喜1-24-1

10-3.越来節の碑
車窓より眺めて通過した。越来節の碑は越来と山内の2箇所にある。越来の男女が山内で毛遊びをする為で1番から10番までが越来に11番から17番までが山内にある。

中部歌碑(史跡)めぐり(1)
七五調の口説の形式で詠われるこの歌は、往時の若い男女の唯一の娯楽であった「毛遊び」の様子が詳しく描かれている。明治の初期に芝居にとりいれられて以来「越来ヨー」の演目で打ち組踊りの舞踊劇として演じられている。(琉歌鑑賞のHPより)

1番の歌詞(越来にある碑)
『越来よ間切にあてること 文子富里がせることや』
   ♪グイクヨーマジリニアティルクトゥ
       ティクグフサトゥガセルクゥトゥヤ♪
   ♪ユイヤサーセルコトヤ♪
○越来間切にあった話です 書記官(役人)富里がしたことは

11番の歌詞(山内にある碑)
『言ゆる内する内はち来ゃれば 山内前の毛に押しかけて』
   ♪ユルウチ スルウチ ハチチャリバ
       ヤマチメーヌモーニウシカキティ♪
○そうこうするうちに到着し 山内前の毛遊びの場に押しかけて

所在地:沖縄県沖縄市越来1-1


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Posted by ヒラミン at 21:11│Comments(0)サンシンヒチャー
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